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動画納品前の字幕修正とバージョン管理、AI活用の実例

動画納品前の字幕修正とバージョン管理、AI活用の実例

動画納品前の字幕修正とバージョン管理、AI活用の実例のグラフィックレコーディング(この記事を1枚で)

クライアントに動画を納品する直前は、字幕の細かい修正がまとまって届く時期です。「ここの言い回しを変えてほしい」「この一文だけ差し替えたい」という指摘が数日のうちに何度も重なることも珍しくありません。先日担当したある動画案件でも、Premiere Proでの書き出しがv4からv6まで進み、そのたびに字幕を更新していくという場面がありました。今日はその実例をもとに、バージョン管理をどう整理すると修正対応がスムーズになるかを書いておこうと思います。

書き出しファイル名にバージョンと日付を刻む

字幕修正が何往復か発生すると分かっている案件では、書き出しファイルの名前に「日付+バージョン番号」を必ず入れるようにしています。v4、v5、v6という具合に、修正が入るたびに数字を一つ進めるだけの単純なルールですが、これがあるとないとでは後から見返したときの迷いがまったく違います。最新版がどれかを一目で判断できるのはもちろん、クライアントとのやり取りで「v5でお送りしたものです」と伝えるだけで、どの段階の指摘に対応した書き出しなのかがすぐに共有できるのです。

古いバージョンを消さずに残しておく

修正が進むと、つい古い書き出しファイルを消して整理したくなります。けれど、字幕修正のように「前のバージョンの言い回しの方が良かった」という声が後から出てくる作業では、過去のバージョンを残しておくこと自体が安心材料になります。v4で直した表現をv6の段階で見返して、最初の言い回しの方が意図に近かったと気づく場面も実際にありました。すべてのバージョンをフォルダに並べておけば、修正の経緯をたどりながら判断できるので、結果的に手戻りも少なくなります。

字幕チェックの工程にAIを一枚かませる

書き出しの回数が増えるほど気をつけたいのが、直したはずの箇所が実は直っていなかった、あるいは直した拍子に別の箇所がずれてしまった、という見落としです。この確認作業を人の目だけに頼らず、Claude Codeで自作した字幕チェック用のツールに一度通すようにしています。修正前後の字幕テキストを機械的に突き合わせることで、うっかりした見落としをかなり減らせるようになりました。AIによるチェックは人の確認作業を置き換えるものというより、書き出し直前に挟む最後の一枚のフィルターとして使うのがちょうど良い距離感だと感じています。

バージョンを重ねるほど、逆に迷わなくなる

v4、v5、v6と数字が増えていくと、一見すると作業が長引いているように見えるかもしれません。けれど、きちんと名前を付けて残しておけば、バージョンが増えることはむしろ安心材料になります。今どこにいて、何を直し終えていて、何が残っているのかが、ファイル名を見るだけで分かるからです。字幕修正は地味な作業に思われがちですが、こうした整理の積み重ねが、納品までの最後の詰めを気持ちよく進めるコツなのだと思います。

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