JOURNALBLOG

毎日の作業ログをAIに読ませ、目標のズレを防ぐ仕組み化の実例

毎日の終わりに、その日の作業を振り返る時間を持つようにしています。映像制作にも、AI活用の開発にも、気づけば一日のほとんどをブラウザとエディタの前で過ごしている。その時間は、本当に目指している方向に向かっていたのか。忙しく手を動かしていただけで、実は横道にそれていなかったか。一人で仕事をしていると、この問いに答えてくれる相手が身近にいません。そこで試しているのが、日々の作業記録をAIに読み込ませて、目標との距離を毎日指摘してもらう仕組みです。

作業ログを自動で残し、AIに読ませる

前提として、その日にどのサイトを見たか、どのファイルを更新したか、AIとどれくらいやり取りしたかといった記録を、自動で1日1回まとめるようにしています。手で日報を書くのは続かないと分かっていたので、記録そのものは仕組みで残し、人間がやるのは「読んで気づく」部分だけに絞りました。

このログをClaudeに渡すと、単なる集計ではなく「今日はどのカテゴリに時間を使ったか」「どの案件のファイルが動いたか」「コード変更の記録は何件残ったか」までまとめて言葉にしてくれます。数字だけを眺めていても気づかないことが、文章として提示されると急に輪郭を持って見えてくるのです。

「進捗」と「気になる点」を毎日言わせる

このログには、AIによる短いフィードバックを必ず添えるようにしています。今日の作業がどの目標に対してどう進んだか、そして気になる点は何か。この2つを毎回書かせています。

たとえば、ある日の記録では、開発系の作業がまとまった時間動いた一方で、コード変更の記録が一件も残っていない、という指摘を受けたことがありました。作業した実感はあるのに、後から見返すと「何がどこまで進んだか」を辿れる形になっていない。これは自分ひとりでは気づきにくいタイプのズレで、AIに指摘されて初めて、区切りごとに記録を残す習慣の甘さに気づかされました。

「これは横道になっていないか」を毎日1回聞く

もう一つ大事にしているのが、今いちばん力を入れている優先テーマに対して、直接関係のない作業が増えていないかをAIに確認させることです。自分の中では「ついでに」「少しだけ」のつもりでやっていることでも、積み重なると本来の目標から離れた時間になっていることがあります。

実際に、周辺的な連絡対応や細かな自動化の確認に時間を使った日、AIから「これは優先テーマにとってどういう位置づけか、確認しておくと安心です」という形で問いを返されたことがありました。断定して止められるわけではなく、あくまで「位置づけを確認しておくと安心」という柔らかい聞き方です。それでも、自分で自分に問い直す手間が省け、翌日の動き方が変わっていきます。

仕組み化して感じたこと

この仕組みで大事にしているのは、判断そのものをAIに委ねないことです。AIがしているのは、事実を整理して「これはどうですか」と問いを返すところまで。進むか止まるかを決めるのは、あくまで自分です。判断の材料を毎日そろえてもらうことで、月に一度や週に一度の振り返りでは間に合わなかった小さなズレに、その日のうちに気づけるようになりました。

一人で仕事をしていると、目標と日々の作業の距離を測る物差しを、つい自分の感覚だけに頼ってしまいがちです。記録を残す仕組みと、それを毎日読んでもらう仕組み。この2つを分けて用意するだけで、意思決定のチェックはかなり軽くできると感じています。

日々の記録をAIでどう仕組み化すればいいか、自社の業務に合わせて相談したいという方は、ぜひお問い合わせからご連絡ください。

← BACK TO BLOG