
「サーフィンに行くべき日が、パッと見てわかるアプリが欲しい」——ずっとそう思っていました。結論から言うと、映像制作を本業とする自分でも、Claude Codeとの対話を重ねるだけで、欲しかったアプリを形にすることができました。この記事では、その過程でぶつかった4つの壁と、実際にClaude Codeとどんなやりとりをして乗り越えたかを、そのまま記録として残します。
きっかけは、自分がいちばんのユーザーだったこと
札幌で映像制作をしていると、天気やロケハンの都合で予定がよく動きます。サーフィンも同じで、波の様子は毎日変わります。「今日行くべきか、明日にすべきか」を判断する材料が、いつも散らばったサイトやアプリのあちこちにありました。だったら自分の欲しい形にまとめてしまえばいい——そう考えて、仕事の合間にClaude Codeとの対話を始めました。最初の日は、ロゴを置いて、簡単なページを作って、というだけの作業でしたが、確かな手応えがありました。
壁1:「アプリにしたい」と伝えたら、扱う情報の質が変わった
数日経って、ウェブページの形でできていたものを、Claude Codeにこう伝えました。
「これをスマホのアプリとして手元に置きたい」
すると、それまでのやりとりとは扱う情報の質が変わりました。設定ファイル、ビルド、開発環境——映像制作の現場ではあまり触れてこなかった言葉が、Claude Codeの説明の中に次々と出てくるようになったのです。
プロの視点:ツールに要望を伝える時、「作りたい最終形」を一言で明確に伝えると、必要な工程を向こうが逆算して提示してくれます。映像の打ち合わせで「この尺でこのトーンで」と最初に伝えるのと同じ発想です。
壁2:設定ファイルやビルドという言葉が理解しきれない
Claude Codeは専門用語が出てくるたびに説明を添えてくれましたが、正直なところ、すべてを理解しきれたわけではありません。それでも、
「とりあえずやってみて、動くか動かないかで判断する」
というスタンスで進めていったところ、いつのまにかアプリの形に近いものができていました。理解が完全に追いついていない部分があっても、対話を重ねながら前に進められる——これがClaude Codeで作業する強みだと感じた瞬間でした。
プロの視点:100%理解してから動くより、「動くものを見て判断する」ほうが速く前に進めることは、映像編集でも同じです。プレビューを見ながら微調整する感覚に近いと感じました。
壁3:積み上げたものを手放す「作り直し」の提案
ある日、Claude Codeから、それまでとは別のやり方のほうがいいという提案を受けました。理由を尋ねると、
「そのほうが後々つくりやすくなる」
という説明があり、納得して、それまで積み上げていた仕組みを一部作り直すことにしました。ファイルの構成がガラッと変わり、「昨日まであったものはどこへ行ったんだ」と一瞬焦った覚えがあります。積み上げたものを疑ってみる、というのも新鮮な経験でした。
プロの視点:映像編集でも、素材を活かすために一度タイムラインを組み直す判断が必要な場面があります。作り直しは後退ではなく、完成形への近道であることが多いです。
壁4:記録を残さないと、進んだのか戻ったのかわからなくなる
数日にわたって少しずつ手を入れていくうちに、「今日はどこまで進んだんだっけ」とわからなくなる瞬間がありました。動画編集であれば、書き出したファイルを見れば進捗は一目瞭然です。けれどアプリ作りは、画面の外側で何が変わったのかが見えにくい。作業の区切りごとに記録を残しておかないと、あとから振り返るのが難しくなる——これは、映像の仕事にはなかった感覚でした。今は、キリのいいところで一度立ち止まり、Claude Codeとのやりとりの中で「ここまで進んだ」と確認する、という当たり前のことを意識するようにしています。
プロの視点:進捗の可視化は、映像制作でもアプリ開発でも成果物のクオリティを左右する基本動作です。区切りごとに立ち止まる習慣は、どんな制作物にも応用できます。
対話を重ねる中で見えたもの
Claude Codeとの対話を重ねるだけで、自分の頭の中にしかなかった「欲しいもの」が、少しずつ形になっていく過程を体験できたのは、大きな収穫でした。映像制作の現場でも、クライアントの頭の中にあるイメージを一緒に形にしていく作業は同じです。今回、作る側として同じ体験をしたことで、伝え方や進め方について、あらためて考えるきっかけになりました。
アプリはまだ完成の途中ですが、Claude Codeとの対話だけで少しずつ形になっていく感覚は、映像制作の仕事にも通じるところがあると感じています。同じように「対話だけでどこまでできるんだろう」と気になっている方は、まず小さな一歩から始めてみてください。AI活用や動画制作についてのご相談はお問い合わせからお気軽にどうぞ。
